人形の山川様レポート(2)
長野市は、篠ノ井。
国道18号を長野方面より南運動公園を篠ノ井駅方面に入ってすぐ、横を見ると竹林!?と
軒下に釣り下がる控えめだけれど暖かい灯り、
和風庭園が目に入ります。
コンクリート打ち放しの看板に入る毛筆調の
店舗ロゴがモダンな印象の「人形の山川」さん。
「人形の山川」?
何屋さん?
お人形屋さん?
そうです。
節句に合わせた
伝統文化のお人形をメインに、
季節の行事に合わせた日本伝統のアイテムを扱っているお店です。
具体的に言うと、
「ひな人形」「五月人形」「破魔弓・羽子板」「盆提灯」「掛け軸」などです。
しぶい印象ですよね。取扱い品目を聞くだけだと・・・(お話を聞く前の私のビフォアホンネ…すみません)
うちは女の子一人なので、個人的には「ひな人形」に反応します。
さて、そんなことを想いながら「人形の山川」滝沢社長さんに山川さんで売っているひな人形についてお話を伺ってきました♪
お店に並ぶひな人形の特徴は?
(あ、お話を聞いて、私自身が解釈したことですっ。)
◆「人形工房職人さんたちの創り上げる作品」
ひな人形は、桃の節句に出す(出さなきゃいけないッ)道具という概念から、「
人形自体の美しさ」、をシンプルに追及する
芸術作品。
そのシンプルだけれども人形自体の純粋な美しさに、「
飾る嬉しさや喜び」、「
娘の無事な成長・幸せを願う気持ち」が自然に湧いてくるようなオーラがあります。
◆「一つのお雛さまの造形美を工房の職人皆で創り上げる」
このスタイルは、かなり珍しいそうです。
パーツを組み合わせて機械的な作業で創るというイメージではなく、
完成のイメージを先に創り、それに合わせて、ひな人形の各部分を担当する工房の職人さんたちが、
それぞれの技で一つのイメージを追求し完成させるようです。
たしかに!
顔と体のバランスなど、
とても自然で、バランスが良いと感じます。人形が威張ってないような感じです。
◆「平安や江戸時代の朝廷の結婚式を忠実に再現している」
お雛さまやお内裏様の髪や、服、小物は、当時の
朝廷の儀式に使用されていたものを、再現しているとのこと。
細かいところへの気遣いがさりげなくされているようで、
本物の余裕みたいなものを感じます。
その、さりげないところが
粋!
◆「とにかく、職人さんたちの技が凄い!」
目や眉、後れ毛などは
筆を細かく使い、深いまなざしを表現したりと、
ここの職人さんしかできない技を駆使しているそうです。
そんなお話は、
静かな中にも情熱を感じられる滝沢社長さんの、
人形への想い、伝統行事への想い、子どもの幸せを想う親への想いを感じずにはいられませんでした。
そんな社長さんのお人柄が、このお店の
静寂な中にも心が和む暖かさを創り出しているのだな~と思いました。
「人形の山川」さんのひな人形を、静まりかえった展示スペースでじっと見ていると、
思わず、未来の娘の幸せそうな喜びの横顔と重なりました。
大げさと思われるかもしれないけれど、こちらのお雛さまを見ていると不思議・・・
ちょっと、うるッてきますし、子どもを想う親の暖かい気持ちがふっと湧いてきますよ♪
(レポート by Kさん)
人形の山川
住 所 長野市金井田172
電 話 026-292-6363
営業時間 10時~16時
定 休 日 不定休
地図はこちら
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